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情報処理安全確保支援士の講習について
こんにちは。アドテクスタジオでセキュリティエンジニアをしている岡崎です。
情報処理安全確保支援士(通称:登録セキスペ)を登録しオンライン講習を受けましたので、これから受験する方や講習を受ける方の参考になればと思います。
近年、インターネットの常時接続が当たり前になり、さまざまなサービスがオンラインで提供されています。
記憶に新しいところだと、
・昨年(2016年)のベトナムの首都ハノイやホーチミンの空港でシステムが不正侵入
・今年に入ってからもベトナムやバングラディシュなどの金融機関への不正侵入があったのでは
といった話もありサイバー攻撃が年々増えています。
2020年には、日本でのオリンピックもある事からサイバー攻撃を受ける可能性も考えられます。
そのため、今後もますますITセキュリティの重要度は上がっていくと思われます。
こういった背景も踏まえ
アドテクスタジオでは、私を含め2名の方が「情報処理安全確保支援士」に登録させていただきました。
<登録までの流れ>
「情報処理安全確保支援士」に登録するには、以下のような書類が必要になります。
・登録申請書
公式サイトからダウンロードした申請書に9,000 円分の収入印紙を貼る
登録手数料(10,700 円)の振込証明を用意
・誓約書
公式サイトからダウンロードし署名捺印
・登記されていないことの証明書(原本)
法務局等で取得する必要がある書類
(成年被後見人及び被保佐人に該当しないことを証明するためとして利用される)
・身分証明書(原本)
本籍地の市区町村役所等で取得する必要がある書類
(後見登記の通知を受けていないことを証明するためとして利用される)
・支援士試験等の合格証書のコピー又は合格証明書の原本
私は、平成26年12月に取得該当する資格のコピーを送りました
(取得から3年以内のため、講習はオンライン講習Aのみとなりました)
・戸籍の謄本若しくは抄本又は住民票の写し(原本)
市区町村役所等で取得する必要がある書類
・登録事項等公開届出書
公式サイトからダウンロードし、公式の支援士リストに公開可能な項目を確認
・登録申請チェックリスト
公式サイトからダウンロードし書類漏れがないか確認
・領収書返信用封筒
82 円切手を貼ったうえで同封
法務局、市区町村役場など取得するために時間と手間がかかるものがいくつかあり、
実際に登録作業をしようとすると大変でした。
書類を揃えて送り、無事に受理されますと「登録証」が郵送されてきます。
晴れて、「情報処理安全確保支援士」の仲間入りです!
<講習の受講申し込み>
「情報処理安全確保支援士」になりますと、毎年講習を受けることが義務付けられてます。
講習の申し込み案内がメールで案内がきていたので、私も早速、講習の申し込みをし受講しました。
(「個人」と「団体」申し込みの2つがあるようです。今回は、個人で申し込みました。)
講習の全コースと内容は以下の通りです。
名称 | 内容 | 学習時間 | 費用 |
オンライン講習A | 最新知識のインプット | 6時間 | 2万 |
オンライン講習B | 技能の強化 | 6時間 | 2万 |
オンライン講習C | 基礎の再確認と集合講習への反転学習 | 6時間 | 2万 |
集合講習 | オンライン講習の理解度確認とケース スタディを中心とした実践に即した学習 |
8時間 | 8万 |
最初に受講が必要な講習は、試験合格日から支援士登録までの期間で以下のようにかわります。
・試験合格日から登録日までの期間が3年以内の方:オンライン講習A
・試験合格日から登録日までの期間が3年を超えている方:オンライン講習C+集合講習
参考:国家資格「情報処理安全確保支援士」講習のご案内
私の場合は「試験合格日から登録日までの期間が3年以内」でしたので、
今年はオンライン講習Aのみとなりました、集合講習がなくてほっとしました。
申し込みサイトから申し込みを済ませ、指定された口座へ受講料を振り込みますと
数日後に講習ページのアカウント情報がメールで来ました。
郵送ではなくメールでアカウント情報(ログインIDとパスワード)が来たので、少し驚きました。
オンライン講習なので決まった時間に受講するのではなく
都合の良い時間帯にログインをし、オンラインで講習ができるのは助かります。
<講習の受講>
オンライン講習は、標準学習時間が合計6時間となっていたので
どのような内容なのか若干ビクビクしながら進めていきました。
構成は6単元+アンケートというになっており、1単元およそ50ページ(単元によって多少違います)のプレゼンテーションで構成されていました。
内容はとても実践的であり、とてもためになりました。
また各単元の最後に確認テストがあり、満点を取るとその単元は完了です。
(満点になるまで何回も確認テストを受けなくてはいけません。)
私は、どの単元も1回で満点を取ることはできませんでした。
案内通り、6時間は軽くかかってしましました。
全単元の確認テストが完了すると「受講証明書」のダウンロードができるようになります。
<おわりに>
業務でも多くのセキュリティニュースを確認してますが、情報処理安全確保支援士として
知っておかなければならないことがまだまだたくさんあることを再認識しました。
今後も毎年講習が続くと思うと・・・ですが、がんばっていこうと思います!
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