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Programmatic I/O 2017 NEW YORK!
こんにちは、アドテクスタジオの渡辺冬樹と申します。
世界的な広告専門のカンファレンスであるProgrammatic I/O New York(2017/10/25~10/26)に、アドテクスタジオを代表して2名(僕、小栗)で参加してきたので参加速報レポートをお送りします!
後日、社内向けのフィードバック会を実施予定です。社外向けは・・・!?
Programmatic I/OとはAdExchangeが主催となりデジタルマーケティング業界の有名なプレイヤー達をスピーカーとして集めたカンファレンスです。
SSP、DSP、DMP、計測ツールなどアドテク関連のサービスを提供する数々の企業が業界トレンドをキャッチアップするために参加しました。もちろんデジタルマーケティングの要となるパブリッシャーやRTBに興味がある広告主の方々の姿も多く見られました。
Photo by programmatic.io
去年に引き続き会場は『ニューヨーク・マリオット・マーキス ホテル』、タイムズスクエアから徒歩数分の素晴らしい立地です!
僕らが宿泊したホテルも同じく徒歩数分の素晴らしいホテルでした。手配してくれた御方に感謝です。
会場前はこんな感じ
初日は4つのコースに分かれていて、Essentialコース、Opsコース、B2Bコース、AIコースなどのカテゴリーがありました。私は基本的な紹介があるEssentialコースと興味分野であるAIコースを選択しました。
肝となる最近のトレンドはTVのプログラマティック化、AI、アドフラウドなどが挙げられていました。今後アドテクでどんな企業が成長を見込めるかというお題では、TVのプログラマティック化を図る企業だという共通認識が印象的でした。
実際にそこに手を付けているスタートアップの発表ではComcastなどの通信会社と計測ツール会社が協力し合い、特定の住所で使われているデバイスとテレビを紐付ける試みの紹介していました。実際にアメリカで70%以上の家のテレビが紐付いているのが2021年ごろという予測もしていました。
他にも色々なケーススタディの発表がありました。
企業名 | 立ち位置 | トピック |
パブリッシャー | オークション理論 | |
Pandora | パブリッシャー | モバイルの可能性 |
Business Insider | パブリッシャー | アドフラウド |
Rakuten | パブリッシャー | Ads.text |
EA | 広告主 | ファーストパーティデータ |
RayBan | 広告主 | In-House 運用 |
Nordstorm | 広告主 | 店舗アトリビューション |
Nielsen | 計測事業者 | AI |
Comcast | 計測事業者 | プログラマティックTV |
AppNexus | 広告配信事業者 | SSP最適化 |
Mckinsey | 広告代理店 | 代理店の強み |
Omnicom Group | 広告代理店 | Amazonの可能性 |
立場の違う企業たちが自分の視点でどんな苦労があり、成果があったのかを聞けたのは非常にためになりました。アメリカでは広告代理店を飛び越えて、広告主自身がファーストパーティデータを運用しプログラマティックを実現していくことがが主流になるのでは?と感じたことが強く印象に残っています。
その一方で実際にどうやっての部分の説明が割愛されていたのは残念でした。例えばプログラマティックTVの場合、実際にどのようなIDをマッピングに使う事で連携が可能になるかなど細部についての発表はありませんでした。
昼食を利用したネットワーキングタイムでは日本国内で活躍されている楽天やAtaraの方と出会うことができ、有意義な時間を過ごすことができました。
Lunch Networking(Day2 )
総括としてはテクノロジーに精通した話は控えめだったものの、アドテク業界の入り口から未来までを広く触れる機会が頂け、一回り成長することがデキた良いカンファレンスでした!
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