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WISS2018への参加レポート


皆様、こんにちは!HCI (Human Computer Interaction)ゼミに所属する佃 真吾と三宅 悠太です!

Adtech Studioでは業務時間の20%を割り当てることのできるゼミ制度があります。我々はHCIゼミに所属しており、論文投稿から学会やコンペへの参加、合同企業研究カンファレンスの共催など対外的な活動も含めて幅広く活動しています。

今回、HCIゼミメンバーとして09/26 – 28に開催されたWISS (日本ソフトウェア科学会インタラクティブシステムとソフトウェア研究会) に参加してきたのでレポートをお届け致します!

WISSとは

WISSは、2泊3日の泊り込み形式で、インタラクティブシステムにおける未来を切り拓くような新しいアイディア・技術を議論するワークショップです。この分野において国内でもっともアクティブな学術会議のひとつであり、例年様々なバックグラウンドを持つ160名以上の参加者が朝から深夜まで活発で意義深い情報交換をおこなっています。本年は山梨県八ヶ岳にて開催されました。

WISSは大きく3パートから成り、それぞれ、登壇セッション・デモ・ポスターセッション・ナイトセッションから構成されています。

我々はこのうち、デモ発表の部にてゼミ活動成果の発表を行ってまいりました。興味深い研究も多くありましたが、以下では各パートから特に興味を惹くものをピックアップして皆様にお届け致します。

登壇セッション

最優秀賞論文賞

東京大学の鳴海 紘也ら 『Liquid Pouch Motors:紙のインタフェースのための薄く軽く柔軟なアクチュエータ』

論文中の画像より

登壇発表賞

お茶の水女子大学の池松 香ら 『Ohmic-Sticker: 静電容量方式タッチサーフェスへの貼付によりForce-to-Motionを実現する入力機器』

動画内の画像より(論文はこちら

登壇発表賞(次点)

名古屋工業大学の坂元 律矛ら 『プログラミング教育への興味喚起を目的とした迷路型STEM教育ツールの提案と実装』

論文中の画像より

デモ・ポスターセッション

インタラクションに関するワークショップであるWISSの華ともいえるデモ・ポスターセッションでは、56件のインタラクティブなデモ・ポスターが公開されました。学会の実況システムから小学生の展示物まで、幅広いアプローチのインタラクティブシステムが学会参加者に体験され、発表者へとフィードバックされることにより参加者全員にとって大変有意義なセッションとなっていたと感じます。

下記の写真は弊社社員が、東京大学の丸山桂史らによる「HMDに適用可能なダイヤル式インタラクション手法」のデモを体験している写真です。

ナイトセッション

WISSには、先程のメインセッション以外にも(希望者はなんと明け方まで…!)ナイト・セッションという夜のイベントもあります。こちらのイベントは参加者が自由に企画し発表できる形式になっており、今回も様々なテーマの発表で皆さん盛り上がっていました。お酒やお菓子をつまみながら、研究や様々な議論が各所で活発に行われていました。

弊社からも「企業研究所を語らう会」と題し、企業間での相互理解・学生に対する企業イメージの改善を目的にセッションを企画・開催を致しました。

 

おわりに

全体を通して、WISSは参加者間での活発な議論を促進しているのが印象的でした。ここでは紹介しきれなかった発表内容のなかにも興味深いものは数多くありましたので、ぜひ以下の動画リンクもご参照いただければとおもいます。

今後も HCIゼミでは対外的な活動も含め、成果を様々な形でアウトプットして参ります!

 

WISS2018の全登壇セッション動画がYouTubeに上がっていますので、興味のある方は下記のリンクからご覧いただけます。

https://www.youtube.com/user/wissarchives/videos

 

著者

 

 

佃 真吾 (AirTrack) 三宅 悠太 (AIMessenger)

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miyake