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19新卒読書リレー 大島秀顕 〜これからビジョンの話をしよう〜
はじめまして!Air Trackでエンジニアとして働いている19新卒の大島です。
私が所属しているアドテクスタジオには「アドテクライブラリー」があり、最新の技術本が揃っていて、貸出は無料かつ、業務や技術に関して読みたい本があったら、リクエストすることもできる非常に便利な図書館です。
アドテクライブラリーでは、去年も実施されていた新卒おすすめ本リレーが今年も6月からスタートしました!
毎週新卒2名がそれぞれオススメの本を手作りのPOPを添えて紹介するという内容で、今年で3年目の企画となっています!
オススメ本リレー実行委員の私から、おすすめ本の紹介とともに、
オススメ本リレーに関して紹介していきます。
(写真はオススメ本紹介リレー実行委員の左から大島、佐々、宝田です。)
なぜやるのか?
いきなりですが、皆さんは本を読みますか?
僕は技術書と並行して、ビジネス書も読むようにしています。最近だと簿記の勉強始めたり笑
本は自分の持っていない知識や経験を与えてくれる非常に素晴らしいツールだと思っています。単純に語彙も増えたりしますからね。
そして、おすすめの本を聴くと、その人がどんな考え方が好きで、どういう思考をしているタイプなのかも少し理解することができます!
ということで、19新卒を知ってもらうという意味でも今回のリレーをやっていくのでよろしくお願いします〜!
ビジョン、持ってますか?
さて、今日は自分のおすすめの本を紹介します。
このエントリでは、ビジョンの話をします。
みなさんはビジョンという言葉を聞いて、どんなイメージを持つでしょうか?
個人の夢や希望を思い浮かべた人もいれば、自分のプロダクトのビジョンを思い浮かべた人もいると思います。
そんなビジョンをどうやってビジネスに落とすのか、私生活に落とし込むのか、それが書いてあるのが、今回紹介する「Vision Driven 直感と論理をつなぐ思考法」という本です。
今までの思考法と新しい思考法
これまで、物事を捉え、戦略などを考える際に使われてきた思考法は3つあります。
- カイゼン思考
- 戦略思考
- デザイン思考
それぞれについて特徴を見ていきましょう。
カイゼン思考
これはみなさんもよく聞くPDCAサイクルを回して物事を前に進めていこうという考え方です。計画し、やってみて、検証し、またやってみる。このサイクルを回して、生産性を上げることを目的とした思考法ですね。
戦略思考データに基づいて次の戦略を決める。戦略思考を簡単にまとめるとこうなると思います。
データを分析し、まだ手のつけられてない分野を探し、そこで勝利することを目指す思考法です。この思考の難しいところは、他が手を出していない分野で戦うことはできても、0→1のイノベーションを生み出すのが難しくなってしまうということです。データに取り憑かれてしまい、しっかりとしたエビデンスがデータで現れていないとチャレンジを避けてしまうという感じでしょうか。
デザイン思考
デザイナーが何かを作るときの思考法を抽象化して、それをプロダクトづくりに応用した考え方がデザイン思考です。考えるよりも、手を動かしてみて、思考を進めるスタンスをとったものです。
以上の3つの思考が今までの有名な思考法になっています。
この本では、ここに新しく「ビジョン思考」という思考法を付け加えています。
妄想から始まるビジョン。これをいかに現実のものにしていくかという思考法です。
ビジョンは、年齢が高くなればなるほど人に笑われるのが怖くなり、なかなか人に話せなくなります。
しかし、そのビジョンこそ、世の中を大きく変える力になりうるのは間違いないのです。だからこそ、それを現実のものにするためにどうすべきかがこの本に書いてあります。
ビジョンがあると何がいいのか?
ビジョンは、その時点ではただの夢物語かもしれません。しかし、そのビジョンがあるからこそ、いざというときに頑張れるし、そのビジョンに共感した仲間を集めることができれば、強靭なチームを創り出すことができます。
強烈なビジョンこそ、チームをまとめる際の非常に大きな武器になります。逆に言うと、ビジョンが無いチームは、チームではなく集団になってしまうということです。
ですから、各プロダクトでも個人でも良いのでしっかりとビジョンを持つことが非常に重要になってくるわけです。
では、ビジョンを明確にするにはどうするといいでしょうか?
その具体的なメソッドがこの本には書かれているので、少しでもビジョンが弱いかもと思った方はぜひ読んでみてください。
ビジョンは人を動かす原動力になる
人が最も熱中している瞬間はどんなときでしょうか?
それは、「楽しんでいるとき」だと僕は思っています。楽しいことをしているときは時間がすぎるのが一瞬に感じるものです。仕事もそれくらい楽しんでいる状態でできたらどうでしょうか?最強のチームですよね?
では、こんな最強のチームにするには何が必要なのでしょうか?これは一つではないかもしれませんが、間違いなく、ビジョンが大きな要因になるのは間違いないかなと。
ビジョンがあって、その世界を作りたいからこそそのプロダクトを作る。だから、辛いことも楽しみながら頑張れる。こうなったらそのチームは手をつけられないチームになるのではないかなと思います。
だんだん思ってきましたか?「ビジョンないってやばくね?」と。
ビジョンの必要性を感じてくれた方は、ぜひ「Vision Driven 直感と論理をつなぐ思考法」を読んでみてください!
6月紹介されたオススメ本
他にも6月には以下の本も紹介されていました。
名前 |
書籍名 |
著者 |
小川隼貴 |
マネージャーの最も大切な仕事 |
テレサ・アマビール スティーブン・クレイマー |
大島 秀顕 |
Vision Driven 直感と論理をつなぐ思考法 |
佐宗邦威 |
玉岡真弥 |
感動をつくれますか? |
久石譲 |
加藤 直 |
やり抜く力 GRIT(グリット) |
Angela Duckworth |
佐々遥平 |
プラットフォーム革命―経済を支配するビジネスモデルはどう機能し、どう作られるのか |
アレックス・モサド ニコラス・L・ジョンソン |
脇本 宏平 |
GOOD TO GREAT ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則 |
Jim Collins |
宝田靖広 |
データ分析の力 因果関係に迫る思考法 |
伊藤公一朗 |
舘山 北斗 |
学びを結果に変える アウトプット大全 |
樺沢 紫苑 |
それぞれがつくったPOPも色とりどりで個性があふれていました。
データ分析の本からマネジメントの本など、どれも興味深い本ばかりでした。
7月の終わりにも7月の新卒おすすめ本リレーのレポートをしたいと思います。
どうぞお楽しみに!
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