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【NLP2020】ビジネス課題×NLPについてディスカッションしませんか?


こんにちは!
AI事業本部 人事の鈴木です。

NLP2020の開催がいよいよ来週に迫ってきました!
現地開催は残念ながら中止となってしまいましたが、オンラインで引き続き発表の機会が
確保されてとてもうれしく思っています。運営の皆さま、ありがとうございます!

AI tech studioでは、広告クリエイティブやチャットボットをはじめとした
プロダクト開発における自然言語処理の応用に力を入れています。
昨年のYANS2019に引き続き、NLP2020でも各プロダクトでビジネス課題の解決に
挑戦してきた成果を発表します。
昨年までの現地開催と同じように、オンラインでもたくさんの方とディスカッションできると嬉しいです!

さて、今回は2件のポスター発表と、東京工業大学 岡崎研究室との共同研究について口頭発表が予定されています。

■発表予定一覧■ ※オンライン発表のURLは事前参加登録者のみ公開されています
<3/18(水):口頭発表>
9:00-10:20
D3-4「キャッチコピーにおける対句構造の解析」
○丹羽彩奈 (東工大), 脇本宏平, 西口佳佑, 毛利真崇 (サイバーエージェント), 岡崎直観 (東工大)
※東京工業大学 岡崎研究室とサイバーエージェントとの共同研究

<3/19(木):ポスター発表>
13:05-14:35
P6-14「スタイル制御を考慮した多様な広告文生成」
○川本峻頌 (明大), 張培楠 (サイバーエージェント)

P6-27「チャットボット運用における新規問い合わせ候補の抽出」
○戸田隆道, 友松祐太, 杉山雅和 (AI Shift)

3/18に口頭発表を予定している岡崎研究室との共同研究では、
「広告キャッチコピーの特徴分析と自動生成」をテーマとして、これまでに当社で作成した
キャッチコピーを中心とする大量のクリエイティブデータから
広告効果の高い表現を提案することや、広告キャッチコピー自動生成モデルの構築を目指しています。

▼AI Lab、広告キャッチコピーの特徴分析と自動生成に向けた研究強化へ 東京工業大学情報理工学院教授 岡崎 直観氏と共同研究を開始
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=22930

キャッチコピーには、商品や作品を端的に表現するために様々な修辞技法が用いられます。
本研究では、キャッチコピーで用いられる修辞技法の中でも比較的多く用いられている「対句」に着目し、
解析手法の提案を行いました。
今回は、これまで行ってきたキャッチコピーの分析やコーパス構築をもとにした
対句データセットの作成と、対句構造の特徴量を組み込んだ解析手法について東工大の丹羽さんが口頭発表しますので、
ぜひ聴講参加してください!

■ポスター発表
ポスターセッションは、1件ごとにオンライン会議室が割り当てられており、
発表時間の90分間は入退室自由となっています。
当日はたくさんの方とディスカッションできればと思いますので、
発表者の皆さんに、発表ポイントと当日ディスカッションしたいことを聞いてきました。
チャットや音声でぜひ話しかけてください!

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「チャットボット運用における新規問い合わせ候補の抽出」
AI Shift 戸田・友松・ 杉山

■発表概要
データサイエンティストの戸田・友松・杉山が、チャットボットの利用ログから
新しい回答候補を自動で生成する取り組みについて発表します。
チャットボットが回答できなかった質問を抽出し、新たな回答候補を作成する工程は
現状手作業で行われており、人の経験やテクニックに依存しています。
この工程の自動化に向けて、クラスタリングされた問合せから代表文を抽出するという手法を用い、
実サービスでの活用に向けて現在プロトタイプを作成しています。

■当日ディスカッションしたいこと
当日は、自然言語処理の実サービス応用に興味がある方とぜひお話したいです!
高精度なモデルは世の中にどんどん出ていますが、学習データ量の制限・実行速度という点で
うまく使えるのかは実運用の視点から見ていく必要があります。
最先端ではない手法でもサービスの改善に大きく貢献するという実運用ならではの面白さを伝えたいし、
逆に、最新技術をどのようにサービスに適用していくかもディスカッションできるとうれしいです。
学生のみなさんには、自然言語処理の研究がどのように実社会の課題解決に役立っているかを
お伝えできればと思っています。

「スタイル制御を考慮した多様な広告文生成」
明治大学/AILab 川本(内定者)・ AI Lab 張培楠

■発表概要
インターネット広告において、個人に合わせたメッセージングの必要性が高まるとともに、
ユーザに同じ内容の広告を何度も提示すると反応が悪くなる、「広告の疲弊」と呼ばれる課題があります。
この課題を解決するために、20年新卒内定者の川本とリサーチサイエンティストの張が
品詞情報を用いた制御可能で多様性に富んだ文を生成するモデルと、このモデルに対応した評価尺度を提案します。

■当日ディスカッションしたいこと
今回のポイントは、一つの入力文から品詞情報を制約として与えた多数の広告文を出力することです。
多様性に注目した言語生成の研究は国内ではまだ事例が少なく、モデルアーキテクチャの設計や
自然言語生成における多様性の自動・人手評価の方法などについて議論できればと思っています。
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実プロダクトでの応用から共同研究まで、AI tech studioのNLPチームの
最新の成果をお伝えする発表が揃っています!
たくさんの方に参加いただいて活発な議論が起こったり、
オンラインならではのコミュニケーションも生まれたりするのではないかとわくわくしています。
当日のご参加、お待ちしております!

Author

suzuki
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