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2年目も突っ走る!大盛況だった19新卒企画「AI CIRCAS」について聞いてみた!


2019年9月にAIを活用したデジタル広告事業開発の強化と新たなAI事業の創出を目的として発足したAI事業本部。AIという新しい領域への挑戦に向け、今年2年目に突入した19新卒メンバーが先陣を切って推進してくれた施策があります。
その1つである『AI CIRCAS(サーカス)』は、「AIについて楽しく学べる勉強会」をコンセプトに全4回にわたって開催されたAI勉強会です。バラエティ番組のパロディ風にしてみたり、寸劇を取り入れた演出を行うなど様々な工夫を凝らし、一見難易度が高く感じるAIを、文系理系問わず誰でも分かりやすく楽しみながら学べる場を提供してくれました。

今回は、そんな「AI CIRCAS」を推進してくれた19新卒メンバーの玉岡、文岡、星野3名にサイバーエージェントへの入社の経緯や、AI事業本部で1年間働いてみた感想、AIサーカスの裏側を聞きました。

 


プロフィール

玉岡 真弥
2019年度 新卒入社
株式会社AI Shift プロダクトマネージャー

#事業立ち上げたい系男子 #前田祐二 信者

 

文岡 紀輔
2019年度 新卒入社
AI事業本部リテールテックDivリテール革命局
株式会社CA Retail Marketing営業局 アカウントプランナー

# 野球好き #きれいな海が好き # D2C事業者の生活用品試しまくるのにハマってる

星野泰輔
2019年度 新卒入社
AI事業本部リテールテックDivリテール革命局メディア開拓チーム

#卓球歴10年 #麻雀歴2年 #メルカリ歴1年

 


 

―はじめに、皆さんは普段どのような業務を行っているのですか?

 

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玉岡

AI Messengerというチャットボットツールのプロダクトマネージャー(PM)を任せてもらっています。主に、プロダクト全体の仕様や、開発スケジュール・実装の優先順位などを決めてプロジェクトを推進しています。

ただ、PMといっても今は新しいプロダクトを創っているフェーズなので、オフィスでじっと考えているよりも、営業として顧客に「僕たちこんなものを作ろうとしているんです!」というように見せにいく機会が多いですね。
そこでもらったフィードバックを開発チーム・AIチームに共有し、どう改善していくか議論しながら、一緒にプロダクトを磨いています。

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文岡

僕は営業として小売店向けに小売店の多くのデジタルソリューションを提案してます。

リテールテックDiv、CA Retail Marketingで開発・提供しているソリューションを通じて小売企業の業績向上に加えて、買い物に来るお客様の購買体験を良くする仕組みを小売店と共に作ってます。

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星野

僕はデジタル共同販促事業のメーカー、メディア営業をしています。

デジタル共同販促と言ってもピンとこないと思いますが、簡単に説明をするとメーカーと小売がタイアップしてデジタル販促施策を打つことで、サイバーエージェントはデジタル活用のサポートをしています。
メーカー・メディア・小売の3社と向き合わないといけないのが、他の事業と比べて難しい点です!

 

―サイバーエージェントに入社した決め手と、AI事業本部を希望した理由を教えてく
 ださい!

 

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玉岡

自分で事業をつくりたいと思ったからです!
特に「子会社」「経営者」というかたちで、経営を含めて事業経験をさせてもらえるのは、サイバーエージェントの大きな魅力でした。

また、AI事業本部を希望した1番の理由は「とにかく立ち上げているプロダクトの数が多かった」から。自分で事業をつくるという目標に向け、他の部署よりもプロダクト立ち上げの機会に早くから携わっていけると考えていました。

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星野

僕も同じで、自分で事業をつくる力を身につけたかったからです。
実は学生時代にチャレンジしたことがあるんですが力不足で失敗しました。

事業責任者を任されている若手社員を見て、若いうちから挑戦出来る環境があるこの会社なら成長できると確信を持って入社しました。

AI事業本部を希望したのは、当時株式会社AMoAdの社長だった大久保晶平さんと話したことが決めてでした。

実は、最初メディア事業を志望していたのですが、「メディアを作るにしても、最初はtoBサービスで学んだ方がいい。出口から考えられるし、視野が圧倒的に広がるし、メディアや事業を作るんだったら近道だと思うよ」とアドバイスいただきました。

この話を聞いて、そうか!アドバイス通り近道を選ぼう!という考えになりました。(笑)

あとは、大久保さんの熱意に惹かれましたね。僕はその日か次の日くらいにはAI事業本部を第一志望にしていました。

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文岡

僕は2つあります。
1つめは「仕事に対して熱い人が多い環境」があるから。
2つめは「伸びる市場の第一線で仕事ができて、成長できる」と思ったからです。

サイバーエージェントは、新しい市場として「インターネット広告市場」にいち早く目をつけて成長した会社です。そういったことを踏まえて新しい市場に対しての嗅覚が鋭い会社だと思い、この会社であれば伸びる市場の第一線で仕事ができて、成長できると思い入社しました。

始めは内定者アルバイトとして、インターネット広告事業本部で広告営業を担当してたのですが、そこで「売る」だけでなく「プロダクトを自分の手で作って、売る」ができたらすごく面白いと思い、両方が実現できるAI事業本部に希望を出しました。

最初の頃は、週一で19新卒で振り返り会を実施。成長角度を上げるため、互いに刺激しあいました。

 

―実際に1年間働いてみてどうでしたか?

 

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玉岡

最初は、事業部のみなさんと仲良くなれるか少し不安に思っていました(笑)
仕事に熱心な方が多い印象だった分、他人には興味ないんじゃないかみたいな。

実際はみなさんとても優しい方が多いですし、PMを任せてもらってからエンジニアさんたちともほぼ毎日コミュニケーションを取っているのですが、本当に勉強になることばかりです。大変なことも多いですが、毎日やりがいを持って、楽しく働かせてもらっています。

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星野

配属二日目くらいに「来週から一人でアポ行ってきて!」と言われたことを今でも鮮明に覚えています。これが裁量権かと。(笑)

提案先は責任者の場合がほとんどで、最初の2,3ヶ月くらいは提案どころかまともな会話にもならず、悔しい思いをたくさんしました。アポの帰り会社までの帰路はずっと下を向いていました(笑)
今となってはとてもいい経験です。

また、事業を1から作る部署なので、営業としてプロダクトへのフィードバックを出したり、スケジューリングの相談をしたり、開発チームのエンジニアやPMとのコミュニケーションする機会は頻繁にあり、学びがとても多いです。
ただありものを売るだけじゃない、「作りながら売る」という感覚が得られるのはAI事業本部ならではだと思います。

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文岡

実際に働いてみて、良い事もちょっと悪いこともありました(笑)
まずちょっと悪い方で言うと想像以上にキツかったです(笑)
当然簡単には成果は出ないし、正解がすぐに見つかることも少なかったりするので、そういう意味では本当に大変でした。

良いギャップは、資料作成や提案内容について自分の裁量を大きく反映することができることです。
新規事業においては、資料や提案方法に正解がないため、新卒やベテラン関係なく自分達で考えて、自由に資料作りや提案ができます。
新卒から自分で考えた提案内容のフィードバックをお客さんから聞ける機会ってあまりないと思うので、アプトプットをする時もめちゃくちゃ緊張します。

 

―いい意味で裁量権があり、事業作りが出来るからこその学びが多かったのですね!
―通常業務と平行し、新卒1年目のメンバーが主導で推進してくれたAI勉強会「AI
 CIRCAS」についてお聞きしたいのですが、開催しようと思った背景を教えて
 ください!

 

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玉岡

「アドテク本部」から「AI事業本部」へと組織が大きく変わるタイミングだからこそ、ぼくら新卒が率先して動くことで前に出ていくチャンスだと思いました。
ただ前に出るだけじゃなく、組織への貢献にも繋げられたらみんなハッピーな施策になると考え、僕から19卒のみんなにAI勉強会の開催を提案しました。
(正直にいうと、褒められたいという気持ちも強かったです。笑)

ただ、AIって言葉はとっつきにくいイメージがあるので、真面目な勉強会というよりは『誰でも楽しく学べるAI勉強会』をコンセプトにやろうと決めました。
詳しく説明しようとしても、知識量はどうしても僕らでは技術職に勝てないので、ビジネス職としての価値の出し方は『分かりやすさ・楽しさ』なのかなと考え、そこを全面に推し出した構成にしました。

チラシを作って、AI事業本部のオフィス内にあるカフェや他部署にまで配布しに行ったり集客も頑張りましたね(笑)
久しぶりにみんなで文化祭をしてるような気分で楽しい思い出です!

(左)当時配っていた実際のチラシ(右) 網谷さん、米山さんの協力により役員の曽山さんにもお渡し!いい笑顔!

 

―確かに男子校の文化祭感ありますね(笑)
 実際にやってみてどうでしたか?

 

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星野

実際に「男しかいないの?」というコメントは多々いただきましたね。
その度に心が折れそうになりました。(笑)

「AI CIRCAS」を通して、僕自身、AI分野のインプットの機会に繋がりました。
イベントとしても、参加してくださった方々から、「勉強を始めるきっかけになった」など前向きなコメントをいただけ、AIをもっと勉強しなきゃというような良い緊張感をもたらすことができたんじゃないかなと思っています。

ただ、通常業務がある中での知識のインプットや発表準備は正直とても大変でした。笑
そんな中でも、協力してアウトプットを妥協せずやり切れたことは自信にも繋がりました。

企画してくれたたまちゃんには感謝しています。

AI CIRCASの第1回の開催の様子。 本当に多くの社員さんが参加してくださって嬉しかったです。

 

―「AI CIRCAS」をやり切れたことは、やはり良い経験に繋がりますね。具体的な内
 容や、イベントを設計していく上での工夫などあれば教えてください!

 

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文岡

企画をする上で、チームで一番工夫したことは、「どういうコンセプトで、AIについてどこまでを話すか」です。
当時、AI事業本部に体制が変更したばかりで「AI」に対しての知識や理解を深めていこうというフェーズだったので、知識レベルが職種によってバラバラでした。
そこで、僕らとしては「AI CIRCAS」をきっかけに「AIは実は難しくない、面白く楽しく学べるもの」ということを伝え、AIについて勉強するハードルを下げることを目的にすることに決めました。

コンセプトを明確にして実施したからこそ、「やりきった」「やって良かった」と振り返ると思いました!
企画してくれたたまちゃん(玉岡くん)本当にありがとう!

右も左も分からない中でのAIサーカスのトップバッターでした。 当時は大変だったけど、思い返すと本当にやってよかった…!

 

―企画を通じて、19新卒メンバーの結束力も高まる機会になったのですね!
 最後に、それぞれの今後の目標について教えてください!

 

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玉岡

やっぱり、自分で提案した事業の立ち上げをしたいと思っています。

それもなるべく早く。
少なくともあと1年以内には実現したい。

今AI Shiftという子会社で、大きな役割を任せてもらう機会も増えてきているので、
将来のために必要なこと、学べることは今の環境で全て得たいと思っています。

dummy
文岡

入社後、実現したいことは3年目までに事業責任者になることです。
そして5年目までに自分が事業責任者としてベストプロダクト賞を取ることです!

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星野

1年以内に所属している販促プロダクトの責任者になることです!!!
不確定要素が多い市場だからこそ、事業的にもキャリア的にもチャンスが大いにあると 信じています。 最終的にはたくさんの機会をいただいた恩返しができるように、 AI事業本部をサイバーエージェントの柱に成長させたいと思っています。


―3人ともありがとうございました! 2年目の活躍も期待しています!