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【企業における経済学と機械学習】日本経済学会で登壇&ブース出展


こんにちは!
AI事業本部人事の得津です。      

AI LabのAD Econチームが、10/12-13に開催される日本経済学会の2つのセッションに登壇、そして弊社取締役の内藤がパネル討論を行います。
また、賛助会員としてブース出展を行います!

現在、AI Labには経済学出身で、リサーチサイエンティストまたはデータサイエンティストとして活躍しているメンバーが多く在籍しており、経済学を活用した次世代の意思決定技術について研究を進めています。
このように、テック企業において経済学はどのように活用されているのかについて本学会でお話します。

 
AILab AD Econチームとは?
AD Econチームとは、経済学を活用した次世代の意思決定技術を作るチームで、
特に計量経済学及び因果推論を活用することで、広告をはじめ、
最近ではAIによって生み出されたデータを分析する方法としての役割を持つようにもなっています。
※研究領域チームインタビューはこちら

最近の研究テーマとしては、機械学習と因果推論、強化学習などを用いて広告配信の最適化を行っています。
現在ではYale大学慶応義塾大学との共同研究も行なっています。

 

日本経済学会とは、文字通り日本の経済学に関する学会で、1934年に組織されました。
現在では経済学者やエコノミストに最新の情報を提供する場となっております。

日本経済学会での発表内容
弊社からは下記の3つのセッションで登壇します。

10/12(土)14:30-16:30 @本館102
テック企業における経済学/機械学習の活用
〜因果推論や強化学習の応用例〜

テック企業の現場における経済学の活用例として、オンライン広告の広告選択におけるバンディットアルゴリズムの応用や、個人異質性を考慮した広告効果の推定、ゲームにおける強化学習の応用などについて説明します。

AILab 森脇 大輔
2017年中途入社。
位置情報広告プラットフォームAirTrackのデータサイエンティストを経てAILabリサーチサイエンティスト。
ウェブデータ、アドテクデータ、地理空間データから公的統計まで様々なデータを組み合せた研究開発に取り組む。
2015年Ph.D. in Economics (University at Albany)。

経済学徒が覗いた機械学習の世界
機械学習の考え方や手法は、経済学が扱う様々な問題に対して解決策やヒントを与えてくれます。経済学徒からみた機械学習の魅力についてお話します。

 


Dynalyst 藤田 光明

2018年東京大学大学院経済学研究科修士課程を修了後、サイバーエージェントに入社。
AI事業本部Dynalystでデータアナリスト/MLエンジニアとして、広告クリエイティブ選択やレコメンデーションロジックの改善などに従事。
学生時代の専攻は実証産業組織論・計量経済学。


バンディットアルゴリズム、オフライン評価

バンディットアルゴリズムとは複数のアームと呼ばれる候補の中から最も良いものを逐次的に探すアルゴリズムのことで、多くのテック企業で活用されています。本発表では、既存のバンディットアルゴリズムが運用された結果のデータを用いて、「仮に新しいアルゴリズムを導入していた場合どのような報酬を得ていたか」という反実仮想を考えるオフライン評価について発表します。

 


ゲストスピーカー 谷口 和輝さん

2014年株式会社サイバーエージェントに新卒入社。
アドテク本部の研究開発チームを立ち上げ、主にDSPの広告配信アルゴリズムの研究開発を担当。
その後、AI Labの機械学習チームで主にCounterfactual MLや推薦の研究に従事。
現在はスタートアップの立ち上げ、フリーランスとして機械学習の研究開発をメインに活動。

経済学者に知ってほしい機械学習-反事実モデルによる予測
近年、機械学習のトップカンファレンスでも経済学の知見を活用した論文が増えています。本セッションでは、機械学習の基礎的な部分を説明し、特に因果推論で用いられる反事実モデルに関する機械学習の技術について紹介します。

 


ゲストスピーカー 齋藤 優太さん(東京工業大学)

東京工業大学工学部在学中。
2019年6月からサイバーエージェント AI Lab ADEconチームでCounterfactual Machine Learningに関する研究に従事。


機械学習で因果効果を”予測”する
誰に広告を配信すべきかという意思決定においては、広告を打とうが打つまいが商品を買ってくれる人よりも、 広告を打ったからこそ商品を買ってくれる人を狙い撃ちすることが重要です。 そうすることにより広告の費用対効果を最大化することができます。
このような因果効果を考慮した配信戦略の最適化は、広告配信が有する因果効果を個別のユーザーごとに正確に予測することにより達成できます。
本発表では、機械学習を用いて個別的な因果効果を予測する最新の研究をいくつか紹介します。

 


AILab 阿部 拳之

2017年に東京工業大学大学院総合理工学研究科を修了後、株式会社ハル研究所でゲーム開発に携わる。
2018年にサイバーエージェントに入社し、AI Labでは強化学習や不完全情報ゲームに関する研究に従事。

 

麻雀AI
世の中の多くの問題は多人数不完全情報ゲームとして捉えることができます。

不完全情報ゲームは完全情報ゲームにはない困難さを持っており、目に見えない情報を考慮した上で意思決定を行うような戦略を作り上げる必要があります。
本発表では,麻雀や花札・ポーカーを事例として,多人数不完全情報ゲームにおけるAI作成へのアプローチをいくつか紹介します。

 
10/13(日) 9:30-11:00 @本館232
若手・女性支援特別セッション
国内のテック企業は若手経済学者の就職先になり得るか?
近年海外のテック企業で経済学者が活躍しています。一方で国内のテック企業においてはいまだに経済学者が活躍する姿を目にすることはほとんどありません。本セッションでは企業で求められる経済学についておさらいし、若手経済学者のキャリアの選択肢としての国内テック企業のメリット・デメリットについて議論を行います。

AI Lab 安井 翔太
2013年Norwegian School of Economics MSc in Economics 修了後、
サイバーエージェント入社。
入社後は広告代理店にて広告効果検証等を行い、2015年にアドテクスタジオへ異動。
以降はDMP・DSP・SSPと各種のアドテク商品においてデータを元にした意思決定のコンサルティング等を担当。現在はAI LabのAD Econチームのリーダーを担当。

 

10/13(日) 14:40-16:10 @本館232
パネル討論 企業の中の経済学

アマゾンジャパンでの実務経験もある東京大学 渡辺安虎先生、弊社との共同研究をしていただいている機械学習x経済学をリードするイェール大学 成田悠輔先生、という豪華エコノミストに加え、ZOZOの松谷恵氏と弊社取締役の内藤によるプレゼンと討論が行われます!
どうぞご期待ください。

取締役 内藤 貴仁
AI・広告テクノロジー・クリエイティブ管轄
2001年 株式会社サイバーエージェント入社。
2010年に広告事業の統括本部長を経て、同年、取締役就任。
現在はアドテクノロジーとAIの研究・開発を担うAI関連事業と、
オペレーション事業・クリエイティブ事業を統括。2018年に取締役に就任。


その他にも、展示ブースではAILabの主な研究開発プロジェクトや、秋葉原ラボについてご紹介します。
AILabの研究をまとめた冊子やグッズもご用意する予定です。
当日は、研究チームのメンバーがブースにおりますのでぜひお越しください!

また、AI Labでは一緒に働く研究員も募集しております!
ご興味頂けた方はこちらをどうぞご参照いただき、弊社に関することやAI Labの研究内容などについて当日もお気軽になんでも聞いてください。

台風が近づいておりますが、皆さまどうぞ気をつけてお越しください。

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