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〜Agileが紡ぐ人の縁〜「正しいものを正しくつくる」著者の市谷さんをお迎えしました
こんにちは!
【Make People Awesomeゼミ(MPAゼミ)】のゼミ長をしている吉田です。
まずは簡単にゼミ紹介を。
以前はリーン/アジャイルゼミという名前でアドテクスタジオ内で活動してきましたが、この4月から事業部を横断して活動するにあたり心機一転、ゼミの名前を新たにして再始動しています。
Make People Awesome、これはModern Agileで定義された4つの原則のうちの1つで、日本語では「人々を最高に輝かせる」という意味です。リーンやアジャイルといった言葉を使わなくとも、私たちの目指す方向をわかりやすく示す言葉だなぁと思い、ゼミの名前に拝借しています。
このゼミでは、まずは自分たち開発チームが幸せになろうよ、という趣旨のもとリーンやアジャイルなどの知見を学び、現場に活かす取り組みを行っています。
そうして幸せで良いチームになれば、良いプロダクトを作る頑丈な土台となると信じています。
そのような活動の中、先日ゼミで「正しいものを正しくつくる」のADB(アクティブ・ブック・ダイアローグ)を実施したところ、著者の市谷さんをお迎えしてディスカッションをさせていただけるという貴重な機会がありましたので、ここでご報告させていただきます。
「正しいものを正しくつくる」ADB
ADBを実施しました。題材として使わせていただいたのは、今年の6月14日に発行されたばかりの「正しいものを正しくつくる」です。
まだ誰も読んでおらずゼミで学ぶ内容にマッチしたもの・・・という観点で、当時もうすぐ発売される「正しいものを正しくつくる」を選びました。
私たちはソフトウェア・エンジニアとしてサービスを開発していますが、より良いサービスというのはまだ誰も知らない領域であり、常に手探りで進めています。そんな状況で、例え開発チームが成熟して高い効率で開発ができるようになったとしても、それが正しい方向に向かっていないと成果に結びつくとは限らないですよね。
せっかく頑張って作ったものが使われない、努力が報われない、となってしまうと残念です。やはり正しいものを作れてこそ、報われたという気持ちになります。
「正しいものを正しくつくる」では、どのように正しいものを導いていくかが理論的に書かれています。ADBを実施して、改めてこの本を選んで良かったと思いました。
ディスカッションの風景。みんな真剣です。
ぜひこの成果を市谷さんに見せしたいということでゼミメンバーより「ABDしたので見に来てくれませんか」とお声がけさせていただいたところ、快く受けてくださいました!
市谷さんをお迎えしてディスカッション
市谷さんをお迎えすることになり、成果を一望できるのが良いだろうということでADBの成果である要約を壁一面に貼り付けました。
壁一面に貼り付けられた成果はなかなかに壮観で、「なんかすごい成果出した感あるよね!」なんてメンバーで話をしていました。
パノラマで撮影したのがこちら。
市谷さんにこれを見ていただいたところとても喜んでいただけたので、私たちもほっと一安心でした。
お昼時ということもあり、まずは腹ごしらえをしていただきつつ、雑談ベースでゼミの歴史やメンバーの紹介などを行いました。
このゼミは歴史が古いのですが、その初代のゼミ長のこともご存知で、こうして脈々と受け継がれる企業の文化っていいですよね、と。ええ、本当に、長らく地道な活動をしてきましたが、今やこんなにたくさんのゼミのメンバーと一緒に活動できるってなんて幸せなんだと。
お昼が終わって、いよいよ。事前に気になるところに付箋をつけていたので、1章から順に市谷さんに質問をさせていただいていきます。
市谷さん、とても丁寧に一つ一つの疑問や悩みに答えていただいていました。ホワイトボードも使っていただきまして、なんて贅沢な時間なんだ・・・!
ほんの一部にはなりますが、紹介をさせてください。
こちらはスクラムで期待される変化量と、実際の変化について。一気に一直線には到達しないので、一歩ずつ積み重ねていきながらいきましょうと。
メンバーも身をもってスクラムを最初に導入しようとした時のことを思い出していたと思います。私もはじめの第一歩のことを思い出すとなんてメチャクチャだったんだろうと恥ずかしくなります。
「開発チームに届けたいという想いももちろんあるが、ステークホルダーやプロダクトオーナーがどうやったら開発チームとうまくやれるんだろう、共通言語を手に入れたい、という時に読んでもらえたら」
共通言語を手に入れる道のりって険しいですよね。お互いの思い込みみたいなのもあり、辺に遠慮しちゃったりとか。開発チーム以外の人にも届けたい、という想いを語っていただき、とても共感をしたワンシーンでした。
仮説検証をしていくマインドを醸成するには、ということで、まずは話を整えるために仮説キャンバスを埋めてみて、みんなで見てみようと。曖昧な点があれば、これを曖昧なまま進めたらどうなるんだろう、ということを提起していくと。こうした仮説に関わる戦略を俯瞰して見る癖をつけるのが必要ですね。
おわりに
こうしてお話をさせていただき、とても勇気づけられました。私の言葉では届かないところにも「正しいものを正しくつくる」の力をお借りすることで届けられそうだと思えました。
と同時に、私はゼミ長をやっているにもかかわらず理論的なところが弱いなということを実感しましたので、また新たな学びへのモチベーションにさせていただきます!
また、市谷さんがその日のうちに記事をあげてくださいました。貴重な時間をありがとうございました。
サイバーエージェントさんとの「正しいものを正しくつくる」対話。
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