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大解剖!AI Lab Research Internship


AI事業本部の研究者採用担当です。
本ブログでは、研究開発組織「
AI Lab」が行う博士課程後期向けの研究インターンシップAI Lab Research Internship」についてご紹介します。

■AI Labについて

AI Labは、AI事業本部内にある領域横断の研究開発組織で、研究成果を社会実装し事業推進を行うとともに、論文投稿などアカデミックへの貢献にも積極的に取り組んでいます。

現在では約30名近くの研究員が、経済学・コンピュータビジョン・音声・ヒューマンコンピュータインタラクションなどをはじめ、様々なテーマで学際的な研究を行っています。

■AI Lab Research Internship

2018年から始まったAI Lab Research Internshipは、実際に社員と同様の研究業務に触れ、企業における研究所での働き方や事業との連携等を経験していただける場となっています。

期間は2ヶ月間、企業が保有する実データを用いた研究や社会実装を行うことが可能で、毎年多くの学生の皆様に参加いただいています。

また期間終了後もResearch Internshipで培った研究成果をもとに学会への論文投稿を目指すなど研究を継続するケースも多数あり、サイバーエージェントに新卒・中途社員として入社 / 協働研究員 / アルバイトで研究を継続するなど、様々な形でその後の取り組みを行うこともございます。


■取り組む研究テーマについて

AI LabのResearch Internshipにおけるテーマ決定までの方法は、大きく2つあります。

1つ目は、応募者自身に具体的な研究テーマを提案してもらう方法です。
Research Internshipのテーマ一覧には抽象的なテーマも含んでおりますが、これは詳細部分は応募者自身の専門領域を組み込んだテーマ設計をする事ができるようにという意図が込められています。

2つ目は、面談の中で応募者のそれまでの研究実績をもとに社員とディスカッションして設計する方法です。
民間企業での研究は使用できるデータや実験環境が学術機関とは異なります。民間企業でのテーマの設計が難しいと感じる方は自身の研究実績と簡単な研究アイデアを用意して応募(※1)してみてください。

(※1 : 研究テーマによって、研究計画提出必須かどうかが異なります。)

 

■Research Internshipの1日のスケジュール

皆様から多くご質問をいただく期間中の1日の流れについて、実際にResearch Internshipに参加してくれた蟻生(ありう)さんの例をご紹介します!海外・地方拠点からフルリモートで参加いただくことも増えてきておりますが、今回のセクションではオフィスで過ごす1日のスケジュール例をご紹介できればと思います。


【1日の流れ】
※インターン参加時の蟻生(ありう)さんのスケジュール例です

🕙  10:00  オフィスへ出社 ※現在は時差出勤推奨

🕚  11:00  研究・論文のサーベイタイム

🕛  12:00  ランチ

(蟻生)緊急事態宣言が落ち着いたタイミングでは、AI Lab以外のエンジニア社員とランチ交流会もありました。執務エリアにカフェやライブラリーがあるので、空き時間はこちらを利用してリフレッシュできます。

 

🕐  13:00  開発チーム所属のデータサイエンティストと会議

(蟻生)社員に近いポジションで会議やイベントに参加することができました。特に開発チームに所属するデータサイエンティストの方との議論は、研究テーマのヒントに繋がるものが多く、事業と研究の近さを肌で感じられました。

(※所属するチームだけでなく領域や事業部を越えた交流も大切にしているので、インターン参加時は社内イベントや交流会、懇親会への参加も可能です。)

 

🕑  14:00  zoomにてAI Lab 経済学チーム会議

🕕  18:00 トレーナーとのディスカッション

(蟻生)トレーナーとの距離が近いこともあり相談のしやすい環境でした。

※蟻生さんの場合は話しながら進めたいという希望をもらっていたので1日1時間程設定されていました。トレーナーとのディスカッションタイムは柔軟に設定が可能です。)

 

🕖  19:00 退社

全体を通して蟻生さんからは下記のような感想をいただきました。

  • 事業に近いメンバーと議論をしながら研究内容を決定できたので、インターン中の単発ではなく長期で持てるテーマを設定できたのは本当に良かったです。
  • 博論研究準備がある日は出勤しないなどスケジュール調整が柔軟だった部分は本当に助かりました。
  • 悩んでいる方はぜひ応募してみて欲しいです!

※現在の就業形態について
2019年まではAI Labでの働き方を体験してもらうためにオフラインで実施してきましたが、現在ではオンラインとオフラインのハイブリッドでの就業が可能となっています。
いずれの方法でも社員と密にコミュニケーションができるよう体制の工夫をしておりますので、働き方はお気軽にご相談ください。

 

■Research Internship参加生の声

実際に参加したメンバーからは、下記のような声をもらっています。

企業が保有するリアルなデータを用いた研究はやりがいがあった」
「自分の研究がどのようにビジネスへ応用されるか、社会実装されていく過程を見れた」
「大学など統制された環境ではなく実環境での経験を積めた」

「サイバーエージェントならではのスピーディな環境で業務を体験できた」

蟻生さん含め、これまでResearch Internshipに参加してくれた学生の取り組みや感想については下記に詳細があるので、ぜひご覧ください。

「人生が変わる研究インターンシップ 社会実装に触れて広がる研究キャリアとは」

音声認識システムの研究開発を通し、インタラクションの未来に挑む 

研究と社会実装の一気通貫を目指して。経済学で事業課題へ挑戦 

企業研究に触れて得ることができた、新しい視野と可能性


■こんな人に参加して欲しい

本ブログをご覧になって、

・AI Lab Research Internshipに興味を持っていただいた方
・民間の研究所での働き方を体験してみたい方
・アカデミアと民間のキャリアで悩んでいる方
・企業が保有するリアルなデータを使って研究してみたい方
・社会的インパクトのある研究がやりたい方

など、応募を迷っている方は、カジュアル面談で社員とお話しする時間も設定可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

ご応募は下記リンクから
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=26327

たくさんのご応募お待ちしております!