AI Lab、日本経済学会の公式な国際査読誌「The Japanese Economic Review」にて共著論文採択 ーO2Oマーケティングにおける広告効果の副次的な効果を分析ー
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人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」、理化学研究所と産学連携、機械学習を用いた広告クリエイティブ画像自動生成の研究強化へ
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード 4751)における人工知能技術(※1)の研究開発組織「AI Lab」は、理化学研究所革新知能統合研究センター(※2)と産学連携いたしました。
近年、人工知能技術を活用した新たな広告の登場により、従来、テレビCMなどマス広告を中心に広告出稿を行ってきたブランド企業のデジタル広告活用が進んでおります。その中でも特に、インフィード広告市場の成長規模は今後も拡大し、2023年には2017年比約2.1倍の3,921億円に達すると予測されています(※3)。インフィード広告はコンテンツに寄り添った形の広告効果の高いフォーマットですが、従来の広告よりも視認性が高いため、ユーザーへの広告表示回数に対しクリック率の低下が早い傾向があります。そのため、効果の高い広告クリエイティブの画像制作効率の向上が急務とされています。
当社はこれまでも広告クリエイティブの自動生成に関する研究・開発を行ってまいりましたが、このたび「AI Lab」では理化学研究所革新知能統合研究センターと産学連携し、同センターの高次元統計モデリングユニットの山田誠ユニットリーダーとともに、「機械学習を用いた広告クリエイティブの画像自動生成」の課題解決の強化に取り組んでまいります。弊社で制作された大量のクリエイティブデータに加え、「AI Lab」で培ってきた画像解析の技術、このたびの産学連携によりさらに強化される機械学習の技術を組み合わせ、新世代の広告クリエイティブ制作の研究・開発の強化を行い、2017年8月に設立した「AIクリエイティブセンター」と連携しながら、最適なサービス提供を図ります。
「AI Lab」は2016年1月の設立以来、機械学習、計量経済学、画像認識、コンピューターグラフィクス、自然言語処理、ヒューマンコンピューターインタラクションの各分野での研究を行い、様々なAI分野で大学・機関と産学連携し研究を進めております。今後も、企業とユーザーをOne to Oneで結び、最適なタイミングで最適な情報を届ける広告配信技術の実現を目指し、研究・開発に努めてまいります。
※1 人工知能とは、コンピューター上において、人間と同様の知能を実現させようという試みや技術のこと。
※2 文部科学省が推進する「人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト」事業の研究開発拠点として2016年4月に設置。革新的な人工知能技術を開発し、科学研究の進歩や実世界応用の発展に貢献することを目指している。また、人工知能技術の普及に伴って生じる倫理的・法的・社会的問題に関する研究や人材育成を行っている。
※3 出典:サイバーエージェント、インフィード広告市場調査 2018/2/14発表
関連組織
■アドテクスタジオ
AI Labが所属する、サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野における各サービスの開発を行うエンジニアの横断組織です。2013年10月1日に設立し、現在では5つの子会社を包括し、約200名のエンジニアによって、RTB広告を支えるSSPやDSP・DMP、チャットボットサービスやロボットサービス事業など約20のサービスを提供しております。
■AIクリエイティブセンター
広告クリエイティブの自動生成を研究する専門組織として設立。
AI Labと連携し、最先端の広告クリエイティブの自動生成ツールの開発・提供を行うことで、企業のマーケティング活動における課題解決と広告効果の最大化を図るクリエイティブソリューションを提供しております。