デジタル社会に対する人々の態度は、デジタル積極層が4割弱、消極層(置き去り層・反デジタル層)は3割弱 ー30代から50代にかけて積極層が少なくなり消極層が増え、さらに女性は40代から60代にかけて消極層の割合が増え積極層を上回るー
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AI Lab、早稲田大学のシモセラ エドガー専任講師をアドバイザーに招聘 新世代の広告クリエイティブ自動生成プロセスに関する研究・開発の強化へ
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード 4751)における人工知能技術の研究開発組織「AI Lab」は、早稲田大学のシモセラ エドガー専任講師をアドバイザーに招聘し、産学連携いたしました。
近年、テレビCMなどのマス広告を中心に広告出稿を行ってきたブランド企業のデジタル広告活用が進むなか、国内のインターネット広告市場は1.5兆円に達し(※1)、インターネット広告は企業のマーケティング活動において不可欠となっています。インターネット広告ではメディアごとの配信フォーマットとアルゴリズムの理解が重要となっており、広告クリエイティブの運用においては、これらの変化に合わせたクリエイティブ制作の量とスピードが求められ、人工知能技術を活用したサービスの開発と導入が急務とされています。
当社はこれまでも「AI Lab」を中心に機械学習を用いた広告クリエイティブの制作支援・自動生成に関する研究・開発を行ってまいりましたが、この度、ディープラーニングを用いた画像・イラスト編集技術を専門とする早稲田大学のシモセラ専任講師をアドバイザーとして招聘し、「画像解析技術を用いた広告クリエイティブの自動生成技術」の研究開発強化に取り組んでまいります。
シモセラ氏は、カタルーニャ工科大学(BarcelonaTech)にて博士号を取得され、現在は、早稲田大学の理工学術院にて研究に従事されています。機械学習の画像応用、特に画像ベースのコンピュータグラフィックスに関する研究において活躍されている研究者です。これまで当社で制作された大量のクリエイティブデータに加え、「AI Lab」で培ってきた画像解析、機械学習の技術、シモセラ氏が強みを持つ画像編集技術を組み合わせ、新世代の広告クリエイティブ制作プロセスの研究・開発の強化を行います。
「AI Lab」は2016年1月の設立以来、機械学習、計量経済学、画像認識、コンピュータグラフィクス、自然言語処理、ヒューマンコンピューターインタラクションの各分野での研究を行い、様々なAI分野で大学・機関と産学連携し研究を進めております。今後も、企業とユーザーをOne to Oneで結び、最適なタイミングで最適な情報を届ける広告配信技術の実現を目指し、研究・開発に努めてまいります。
■シモセラ エドガー専任講師プロフィール
2011年BarcelonaTech工学科卒業、TTIC、トロント大学、東京大学の短期研究員を経て、2015年BarcelonaTechでPh.D.を取得。2015年8月より早稲田大学に勤務。2018年3月まで早稲田大学 理工学術院総合研究所の研究院講師。2018年8月まで科学技術振興機構のさきがけ研究員として従事。コンピュータビジョンとコンピュータグラフィクスと機械学習、特に画像処理に関する研究に従事、筆頭論文にCVPR,ICCV,IJCV,SIGGRAPHなど。2018年に、MIRU論文評価貢献賞受賞、科学技術への顕著な貢献2018(ナイスステップな研究者)に選定。
■アドテクスタジオ
AI Labが所属する、サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野における各サービスの開発を行うエンジニアの横断組織です。2013年10月1日に設立し、200名を超えるエンジニアによって、RTB広告を支えるSSPやDSP・DMP、チャットボットサービスやロボットサービス事業など約20のサービスを提供しております。