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人工知能のアドテクノロジー活用を図る「AI Lab」、大阪大学教授 石黒 浩氏と先端知能システム共同研究講座を発足
株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)のアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、人工知能(※1)をアドテクノロジーに活用するためのAI研究組織「AI Lab(エーアイ ラボ)」において、大阪大学と産学連携をし、先端知能システムの共同研究講座を2017年4月1日に発足いたします。
「AI Lab」は、人工知能を活用したアドテクノロジーの広告配信技術の研究・開発を目的に2016年1月に設立した研究開発組織です。
▼共同研究講座発足の狙い
▼共同研究講座における具体的な取り組み
本共同研究講座では、人と社会において調和的に関わることができる、ロボットを含んだ対話エージェントの実現に向け、主に以下の研究開発を進めてまいります。
① メッセージプラットフォームでの複数エージェント対話及び選択式対話
② メッセージプラットフォームでの接客エージェントのキャラクター・個性付け
③ 上記技術の音声対話への拡張
④ 店舗接客における物理的なロボットの研究
この取り組みにより、納得感を生む接客の原理・ストーリーの確立や、実店舗に訪れたユーザー個人に合わせたロボットによる接客など、人と人がこれまで対話的に行ってきた営みを理論として昇華し、チャットボットやロボットと人とが調和的に共存できる世界の実現を目指してまいります。
「AI Lab」は2016年1月の設立以来、高度なAI研究技術を持ち、実用化に積極的な研究室との産学連携を進めており、これまで、東京大学、米イェール大学、東京工業大学、理化学研究所など複数の機関と産学連携を行っております。このたび新たに産学連携を行った大阪大学を含め、計8つの機関と各AI分野において研究を行うことで、今後も企業とユーザーをOne to Oneで結び、最適なタイミングで最適な情報を届ける広告配信技術の実現を目指してまいります。
【参考資料】
共同研究者 プロフィール
石黒 浩/いしぐろ ひろし (ロボット学者/大阪大学教授)
1963年生まれ。大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。京都大学情報学研究科助教授、大阪大学工学研究科教授を経て、2009年より大阪大学基礎工学研究科教授。
ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。社会で活動するロボットの実現を目指し、知的システムの基礎的な研究を行う。ロボット研究においては、従来、ナビゲーションやマニピュレーションという産業用ロボットにおける課題が研究の中心であったが、インタラクションという日常活動型ロボットにおける課題を世界に先駆けて提案し、研究に取り組んできた。
そして、これまでに人と関わるヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど多数のロボットや、それらの活動を支援し人間を見守るためのセンサネットワークを開発。2011年に大阪文化賞を受賞。また、2015年には、文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞を受賞。主な著書に「ロボットとは何か」(講談社現代新書)、「どうすれば「人」を創れるか」(新潮社)、「アンドロイドは人間になれるか」(文春新書)などがある。
■アドテクスタジオとは
サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野における各サービスの開発を行うエンジニアの横断組織。2013年10月1日の設立から現在では5つの子会社を包括し、約180名のエンジニアによって、RTB広告を支えるSSPやDSP、DMPなど約20サービスを提供しております。
Facebook ページ:https://www.facebook.com/CA.Adechstudio
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